生活費の平均を参考にして家計を見直してみよう

節約しているつもりなのになかなか貯金ができない、毎月の生活費がかさむなど、結婚してから生活費のことで悩んだことはありませんか?
他の家庭ではどのくらい貯金しているのか、周りから見て我が家の生活費はどうなのか、気になることも多いことでしょう。そこで、今回は生活費にかかる平均の費用を詳しく紹介します。比べてみて我が家の家計はどうなのか、今後の生活費をやりくりする参考にしてみてください。

生活費の内訳

生活費の総世帯平均は?国の統計を見てみよう

生活費の見直し

2016年の家計調査年報によると、総世帯における1カ月の平均生活費はおよそ24万2,425円となっています。

⇒家計調査年報 1世帯当たり1か月間の収入と支出

生活費というのは、当然ながら世帯人数により変わってきますが、総世帯はおよそ2人以上で住んでいる家庭を表しています。そのため、結婚している夫婦の生活費がこの金額と考えて良いでしょう。
この生活費の内訳をみると、最も支出が多いのは食費でおよそ6万2,248円、2番目がその他諸雑費、交際費などとなっています。食費は生活するうえで欠かせないものであり、この6万円ちょっとという数字は仕方ないのかもしれません。
しかし、節約上手な家庭の場合、夫婦2人暮らしで2万円程度に抑えている人もいます。ポイントは、なるべく外食をせず自炊する、余った食材で料理ができるよう料理アプリを活用するといった工夫があります。食費の出費が多いということは、逆に工夫をすれば節約しやすいともいえるでしょう。

生活費の節約を考える場合、まずは食費の節約から考えてみても良さそうです。
また、夫婦2人の場合、諸雑費や交際費がかかることも多いです。新婚でまだ子どもがいないといった時期は、職場の飲み会や友人の誘いも気軽に付き合えることが多いでしょう。しかし、あまりにもこうしたお誘いに出向いてしまうと、それは外食となって食費を圧迫することにもなりますし、月々の生活費をどんどん使うことにもなります。夫婦で交際費は毎月いくらまでという設定を決め、それ以上の付き合いはやめるといった態度も必要です。

シーズンでも変わる生活費の平均支出

また、月平均の生活費は、細かく見ると春や秋の時期は安く、冬の寒い時期は高めになる傾向があります。
1~3月、そして10~12月の消費支出平均はおよそ24万円代ですが、4~9月は23万円代とおよそ1万円もの違いがあります。

生活費 暖房費

これは、10~3月にかけて必要になる暖房費の影響があります。特に、寒冷地の暖房費は非常にコストがかかり、寒さがピークの月は灯油代だけで月に4万円ほどかかることもあります。暖房が必要な時期はどうしても出費がかさむことが多いため、その分食費や娯楽費などを抑える必要があるでしょう。
また、7~8月は暑い時期なので冷暖房費がかかります。それでも、冬の暖房費に比べるとコストがかからないことが多く、5~6月、9~10月は全く冷暖房を使わない時期なので、4~9月にかけては生活費を抑えられることが多いです。
冷暖房費で最もコストがかかるのは暖房費です。エアコンや石油ストーブで部屋を最大限に暖めるのではなく、こたつやホットカーペットなど光熱費があまりかからないものを利用するのもおすすめです。

2人以上世帯と単身者では生活費の平均が大きく変わる

生活費 食費
ところで、結婚をしていない単身者と、結婚をしてからの夫婦世帯では、生活費の平均がおよそ2倍近くになることをご存じでしたか?
家計調査年報によると、単身者の平均月額生活費は15万8,911円、しかし2人以上世帯になるとその額はおよそ28万2,188円にもなります。
同じ家に住むため、家賃や光熱費の負担は減るはずなのに、どうしてここまで生活費が上がってしまうのでしょうか?
それにはさまざまな要因がありますが、1つは「保険料」があります。夫婦になったことにより、責任を感じて生命保険などに加入する人が増えるためです。
また、食費も単身の頃に比べ、単純に考えると食べる量が2倍になるためアップします。通信費や医療費なども、1人より2人のほうがかかります。やはり、住む人数が増えると、先の不安に対してお金をかけたり娯楽費なども上がったりするのでしょう。
これは、子どもが生まれても同じであり、子どもが生まれると特に教育費が増えていきます。私立の幼稚園や学校はもちろん、公立に通わせても教育に関する雑費が何かとかかり、習い事も教育費として増える傾向があります。
生活費を抑えるには、まず夫婦でジャンルごとに予算を決め、それ以上は使わないといった取り決めをしたほうが良いでしょう。

結婚したら子どもがいないうちから貯蓄に励んで

お金の貯め方

生活費は、1人より2人、そして2人より3人と、人数が増えるたびにどんどん増加していきます。
特に、子どもが生まれたあとは増加の一途をたどることが多く、夫婦だけの生活時期に貯蓄をしておくことが大切です。子どもの教育費が高いことは何かとよく聞きますが、実は子どもが生まれた直後から生活費は上がっていきます。
赤ちゃんがかわいいがゆえに、洋服やおもちゃをたくさん買ってしまう、寒くないように例年よりも暖房を利用するなど、子どもが生まれると無意識のうちに生活費を上げてしまうケースが多いのです。また、共働きであっても子どもの保育園にかけるお金がかかったり、将来に向けて習い事をさせたりして教育費が年々上がることも考えられます。子どもの誕生と同時に生活費は増えると考え、夫婦だけの家庭は子どもがいないうちから貯蓄に励むことが大切です。

まとめ

一人暮らしの場合は、ある程度の生活費については把握できているかと思いますが、親がかりで親と同居していて、結婚により初めて生活費を自分でやりくりすることになった場合、まずは一般的な生活費の相場を頭に入れておくことです。とはいえ、世帯により収入が違うので、見るのは金額ではなく比率です。特に固定費として比重の高いのが家賃。ここで無理をしてしまうと、すべてにしわ寄せがきてしまいます。節約を心がけつつ、節約がストレスにならないよう、身の丈にあった暮らしを心がけましょう。

生活費の内訳