食費の節約には手作りが一番!外食やレトルトに頼らなければ、無駄な出費をせずに安く済ませることができます。しかし時間と手間がかかってはなかなか続けられないもの。
そこでおすすめしたいのが、自家製冷凍食品作りです。簡単な下ごしらえや夕食作りのついでのひと手間で、お弁当や急ぎの時に使える一品があっというまに用意できますよ。
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【自家製冷凍】すぐに使える!まとめて下ごしらえで無駄なく保存
スーパーの冷凍食品コーナーには、カット済み、下処理済みの食材や、すぐに使える冷凍野菜のミックスなど、便利な商品がたくさん並んでいます。買うとそれなりの値段がするこれらの冷凍ストックも、ちょっとしたひと手間で手作りできるって知っていましたか?
例えばおみそ汁や麺類の薬味にちょっと使いたい刻みネギ。その都度ネギを買ってきてすこしだけ使うと、残った分を腐らせ無駄にしてしまうこともありますよね。ネギはまとめて小口切りやみじん切りにしてジップ袋に入れ冷凍、凍った後に袋の上から簡単にバラバラにすることができるので、使いたい分だけ取り出すことが可能です。
ネギの他にも、人参やキャベツ、きのこ類など普段使う野菜をカットし袋に入れて冷凍しておくと、炒めものや汁物にそのまま使うことができます。
用途に合わせて、単品でも、数種類の野菜をミックスしても良いでしょう。余った油揚げやベーコンなどを刻んで袋に入れ冷凍するのもおすすめです。少量でもみそ汁やスープ、炒め物のコクを出すのに使えるので、お肉類の節約にも使えます。
まとめ買いした肉類は「使える形」で冷凍
肉類は節約のために週末や特売日にまとめ買いして冷凍している方も多いかと思いますが、買ってきた後の保存方法はどのようにしていますか?
トレイのまま冷凍庫に入れてしまうと、トレイ内に空気が残っているため劣化の原因になったり、解凍の際一度に1パック全て使うことになったりもするので、安く買えたのに結局節約にならなかった、ということもあるでしょう。
賢く保存するなら「使える形」で冷凍することをおすすめします。
例えばリーズナブルですがパサつきが気になる鶏のむね肉は、下味を付けてから保存袋に入れて冷凍すると味が染み柔らかく食べることができます。
むね肉の下味は塩こしょうの他に、酒・醤油・しょうがのすりおろしなど揉みこんだり、みそにみりんを混ぜたものに付け込んだりしておくと、解凍後ソテーやから揚げに使えて便利です。
傷みやすいひき肉は玉ねぎや卵、パン粉を混ぜハンバーグの種にし、小さく丸めて焼いてから冷凍庫へ。ミニハンバーグとしてはもちろん、カレーの具やミートボールの味付けで食べても美味しいですし、ミニサイズならお弁当にもぴったりです。ひき肉はこのほかに、甘辛い味付けの「肉そぼろ」にしておくと、ご飯に乗せてそぼろ丼にするだけでなく、野菜と一緒に煮ものにしたり蒸かしたジャガイモに混ぜてコロッケにしたりと使い勝手も抜群。
そぼろはジップ付き袋に平たく入れて冷凍しておくと、凍った後に軽く折れば必要な分だけ使うこともできます。
ほかにも、安く手に入る豚こま切れ肉は、塩・酒を揉みこんだあと片栗粉をまぶし、一口大にまとめるとかたまり肉のようにして使うことも可能。これをバッドに並べて冷凍庫で固め、袋などに移して冷凍保存します。酢豚やカレーなどに使うと、こま切れ肉とは思えないほどボリュームが出るので節約効果も満足感も得られます。
また、大袋で安く売られているウインナーやハム類は少量ずつ分けて冷凍しておく、鮭や鯵の干物などはまとめて焼いて解してから冷凍するという小技も、まとめて買ってきた食材を無駄にしない保存テクニックとしておすすめですよ。
定番お惣菜はアルミカップで小分け冷凍
手作り弁当はランチ代の節約に効果抜群ですが、毎朝一から用意するのは大変ですよね。そこで、夕食時に多めに作ったおかずを冷凍し、お弁当用の自家製冷凍食品にしてしまうのはいかがでしょうか。冷凍できるおかずは、定番お惣菜のひじき煮やきんぴらごぼう、ほうれん草の胡麻和えなど、味付けがしっかりしていて汁気が少ないものが良いでしょう。
アルミカップに一回分ずつ入れ、それをタッパーやバットに並べて凍らせます。固まったらチャック付きの保存袋などに移すと場所を取らずに保存が可能です。
使い方はとっても簡単で、朝お弁当箱にそのまま詰めるだけ。食べる頃には自然解凍されているので温める手間もいりません。
冷凍食品を買ったり外食したりのコストを省いて食費を節約できるだけでなく、栄養バランスのいいお弁当を手軽に用意できるのもうれしいです。
注意点としては、冷凍すると食感が変わってしまうこんにゃくや豆腐類、水気の出やすいプチトマトなどはお弁当用の自家製冷凍食品に向かないので、避けた方がよいでしょう。
まとめ
食材を美味しく無駄なく使うことは節約には欠かせないポイントです。
冷凍保存をするときも、いかにおいしく、そして食材を無駄にしないように食べられるかを考えながら保存方法を考えるとよいでしょう。レトルト食品などの手軽さにお金を払っているなら、簡単な下ごしらえでいつでも使える自家製冷凍食品をスタンバイした方が、体にも家計にも優しくなります。無理なく続けられるように、「ついで」調理を心がけながら、気軽に始めてみてはいかがでしょうか?