共働き世帯は年々増加傾向にあり、妊娠出産を経てもなお社会で活躍する女性は増えてきました。これは戦後から比較して素晴らしい変化である一方で、子育てに家事、仕事と全てをバランスよく保つことを難しいと感じている女性は大勢います。今回はそんな共働きママ必見の、子育てと仕事を上手く両立するポイントについてご紹介していきます。
目次
子どもがいるときと別の働き方を模索して
子どもが生まれると、独身の頃や夫婦2人の頃とは違い自分のペースで仕事をすることは難しくなります。
キリの良い所まで頑張ろうとその日の気分で残業をしたり、朝いつもより早めに出社して仕事を片付けたり、土日にセミナーや勉強会に参加したりと、今までのように働くことはできなくなる人が多いでしょう。
子どもを保育園に預けられる時間には限りがあるため、どうしても子どものリズムに合わせて親は動かざるを得なくなります。
時には急な発熱などで、突然仕事を休まなければならない場面も出てくるでしょう。出張や夜勤など、子どもがいることで受けられなくなる業務も出てきてしまいます。
子育てがあるうちは残業ゼロで急な休みも可能など、理解のある職場環境でなければフルタイム勤務は難しいかもしれません。もし職場に時短制度など整っているようなら、積極的に取得するのが良いでしょう。
どうしても職場の理解が得られない場合は、パート勤務や派遣などに切り替えることも選択肢の一つ。母親になっても一日は24時間しかありませんので、子どもがいないときとは別の働き方も視野に入れて模索しましょう。
家事はまとめて効率よく行うことを心がけよう
子育て中は働く時間に限りが出るだけでなく、家で過ごす時間さえも自分のペースでは動けなくなります。そのため、家事はとにかく効率重視で回さなくてはなりません。買い物は毎日行くのではなく、曜日を決めてまとめて行くのが良いでしょう。
こうすることで何日分かの献立を大まかに決めることができ、毎日夕飯に何を作ろうかと悩む煩わしさも少なくなります。平日の帰宅時間が遅く食事を作る時間が取れない場合は、休日に下ごしらえをしたりまとめて作って冷凍しておくことで、平日は温めるだけと時短に繋がります。
しかし実はこれには注意が必要です。平日もフル回転で動いているママにとって、休日まで料理のストック作りと家事に追われてしまうのは、心身ともに中々辛いこと。料理好きでストック作りが苦にならない場合はいいのですが、これでは身体が休まらないと感じた場合は、他の手段を考えましょう。
最近では献立キットなどの宅配サービスも増え、カット済の野菜や火の通ったお肉など半調理済のお料理セットを売り出している会社もたくさんあります。
このようなサービスを上手く利用して、ママの負担にならないような家事効率を考えましょう。
洗濯機の乾燥機能や食器洗い機など、機械に任せられるところは手を抜くのも方法の一つです。
家電の購入費用や電気代を共働きの必要経費と割り切るのも、疲れない日々を作るためには大切と言えます。
また、掃除だけは小まめにしておくのがベターです。掃除はまとめてやろうと放置しておくことで逆に汚れがこびりつき、後々大変になってしまいがち。トイレやお風呂など、汚れが気になる前の綺麗なうちに、使用するたびにサッと洗うクセをつけることで掃除は楽になります。家事は全てできるだけ楽に済ませられるように、色々と工夫してみるのが良いでしょう。
共働きなら家事は夫婦で役割分担が鉄則!
どんなに楽に効率よく回るように工夫した家事も、全てママが引き受けてしまってはあまりに負担が大きくなります。
保育園への送り迎えやゴミ出し、食器洗いや洗濯物の片づけなど、うまく家事を分担して夫婦で役割を決めるようにしましょう。
全てをママがこなしてしまうと、ママが体調を崩したり下の子の出産で入院したりする際に、パパだけでは家が機能しなくなってしまいます。
収入が多い少ないに関わらず、パパもママも平等に働きながら子育てをしている戦友として、助け合いながら分担するのが大切です。
パパの帰りが遅い場合は、朝の家事をお願いするなど探せば方法はいくらでもあります。
ママが一人で全てを担う家庭の場合、夫婦が壁にぶつかった時にママ一人でも子どもを育てていけるのではという危険な考えに至る可能性も。夫が稼いで妻が家を守る時代とは違い、増加する夫婦共働き世帯ではしっかりと家事を分担し、助け合う精神を養うようにしましょう。
時間がなくても子どもとのコミュニケーションは大切に
コミュニケーションは一緒に遊んだり、出かけたりすることだけではありません。
ご飯を食べているときや、子どもを送り迎えしているときに積極的に会話をするだけでも立派なコミュニケーションになります。
毎日の家事も大人だけでこなしてしまう方が早くは済みますが、子どもと一緒に台所に立ったり、買い物で食材を選んだりするのも楽しいものです。子どもは大人が面倒に感じる家事さえも遊びに変える天才です。
料理や買い物も、子どもにとってはお料理ごっこやお店屋さんごっこに変わります。
毎日少しの時間でも子どもと共有することで、大人も楽しい時間を過ごすことができるでしょう。帰宅後はまずテレビをつけてしまう前に、一度子どもに声をかけてみてください。きっとキラキラした笑顔で、たくさんの会話をしてくれるはずです。
まとめ
子育てと仕事の両立は大変!だからこそ夫婦で助け合って!
子育てはママだけの仕事ではありません。パパとママがいたからこそ産まれた二人の子どもなのです。
人間は生物学上、どうしてもママのお腹で守られて育つ10ヵ月があります。このときママが子どもを守り、パパは子どものために働くという意識が強く芽生えてしまいがち。特に日本人はこのときの意識をそのままに、子育て中も引きずってしまうと言えるでしょう。
夫婦二人の間に生まれてきた子どもの子育ては、夫婦二人の仕事です。さらに共働き世帯の場合は、夫婦で協力し合って子育てと仕事を両立させていくことが大切です。夫婦が子育てのパートナーとして、辛いことも楽しいことも共有していくのはとても幸せなこと。ぜひお互いに結婚してよかったと思えるような強力なパートナーとなり、助け合ってみてくださいね。
共働き世帯は年々増加傾向にあり、妊娠出産を経てもなお社会で活躍する女性は増えてきました。これは戦後から比較して素晴らしい変化である一方で、子育てに家事、仕事と全てをバランスよく保つことを難しいと感じている女性は大勢います。今回はそんな共働きママ必見の、子育てと仕事を上手く両立するポイントについてご紹介していきます。
子どもがいるときと別の働き方を模索して
子どもが生まれると、独身の頃や夫婦2人の頃とは違い自分のペースで仕事をすることは難しくなります。
キリの良い所まで頑張ろうとその日の気分で残業をしたり、朝いつもより早めに出社して仕事を片付けたり、土日にセミナーや勉強会に参加したりと、今までのように働くことはできなくなる人が多いでしょう。
子どもを保育園に預けられる時間には限りがあるため、どうしても子どものリズムに合わせて親は動かざるを得なくなります。
時には急な発熱などで、突然仕事を休まなければならない場面も出てくるでしょう。出張や夜勤など、子どもがいることで受けられなくなる業務も出てきてしまいます。
子育てがあるうちは残業ゼロで急な休みも可能など、理解のある職場環境でなければフルタイム勤務は難しいかもしれません。もし職場に時短制度など整っているようなら、積極的に取得するのが良いでしょう。
どうしても職場の理解が得られない場合は、パート勤務や派遣などに切り替えることも選択肢の一つ。母親になっても一日は24時間しかありませんので、子どもがいないときとは別の働き方も視野に入れて模索しましょう。
家事はまとめて効率よく行うことを心がけよう
子育て中は働く時間に限りが出るだけでなく、家で過ごす時間さえも自分のペースでは動けなくなります。そのため、家事はとにかく効率重視で回さなくてはなりません。買い物は毎日行くのではなく、曜日を決めてまとめて行くのが良いでしょう。
こうすることで何日分かの献立を大まかに決めることができ、毎日夕飯に何を作ろうかと悩む煩わしさも少なくなります。平日の帰宅時間が遅く食事を作る時間が取れない場合は、休日に下ごしらえをしたりまとめて作って冷凍しておくことで、平日は温めるだけと時短に繋がります。
しかし実はこれには注意が必要です。平日もフル回転で動いているママにとって、休日まで料理のストック作りと家事に追われてしまうのは、心身ともに中々辛いこと。料理好きでストック作りが苦にならない場合はいいのですが、これでは身体が休まらないと感じた場合は、他の手段を考えましょう。
最近では献立キットなどの宅配サービスも増え、カット済の野菜や火の通ったお肉など半調理済のお料理セットを売り出している会社もたくさんあります。
このようなサービスを上手く利用して、ママの負担にならないような家事効率を考えましょう。
洗濯機の乾燥機能や食器洗い機など、機械に任せられるところは手を抜くのも方法の一つです。
家電の購入費用や電気代を共働きの必要経費と割り切るのも、疲れない日々を作るためには大切と言えます。
また、掃除だけは小まめにしておくのがベターです。掃除はまとめてやろうと放置しておくことで逆に汚れがこびりつき、後々大変になってしまいがち。トイレやお風呂など、汚れが気になる前の綺麗なうちに、使用するたびにサッと洗うクセをつけることで掃除は楽になります。家事は全てできるだけ楽に済ませられるように、色々と工夫してみるのが良いでしょう。
共働きなら家事は夫婦で役割分担が鉄則!
どんなに楽に効率よく回るように工夫した家事も、全てママが引き受けてしまってはあまりに負担が大きくなります。
保育園への送り迎えやゴミ出し、食器洗いや洗濯物の片づけなど、うまく家事を分担して夫婦で役割を決めるようにしましょう。
全てをママがこなしてしまうと、ママが体調を崩したり下の子の出産で入院したりする際に、パパだけでは家が機能しなくなってしまいます。
収入が多い少ないに関わらず、パパもママも平等に働きながら子育てをしている戦友として、助け合いながら分担するのが大切です。
パパの帰りが遅い場合は、朝の家事をお願いするなど探せば方法はいくらでもあります。
ママが一人で全てを担う家庭の場合、夫婦が壁にぶつかった時にママ一人でも子どもを育てていけるのではという危険な考えに至る可能性も。夫が稼いで妻が家を守る時代とは違い、増加する夫婦共働き世帯ではしっかりと家事を分担し、助け合う精神を養うようにしましょう。
時間がなくても子どもとのコミュニケーションは大切に
コミュニケーションは一緒に遊んだり、出かけたりすることだけではありません。
ご飯を食べているときや、子どもを送り迎えしているときに積極的に会話をするだけでも立派なコミュニケーションになります。
毎日の家事も大人だけでこなしてしまう方が早くは済みますが、子どもと一緒に台所に立ったり、買い物で食材を選んだりするのも楽しいものです。子どもは大人が面倒に感じる家事さえも遊びに変える天才です。
料理や買い物も、子どもにとってはお料理ごっこやお店屋さんごっこに変わります。
毎日少しの時間でも子どもと共有することで、大人も楽しい時間を過ごすことができるでしょう。帰宅後はまずテレビをつけてしまう前に、一度子どもに声をかけてみてください。きっとキラキラした笑顔で、たくさんの会話をしてくれるはずです。
まとめ
子育てと仕事の両立は大変!だからこそ夫婦で助け合って!
子育てはママだけの仕事ではありません。パパとママがいたからこそ産まれた二人の子どもなのです。
人間は生物学上、どうしてもママのお腹で守られて育つ10ヵ月があります。このときママが子どもを守り、パパは子どものために働くという意識が強く芽生えてしまいがち。特に日本人はこのときの意識をそのままに、子育て中も引きずってしまうと言えるでしょう。
夫婦二人の間に生まれてきた子どもの子育ては、夫婦二人の仕事です。さらに共働き世帯の場合は、夫婦で協力し合って子育てと仕事を両立させていくことが大切です。夫婦が子育てのパートナーとして、辛いことも楽しいことも共有していくのはとても幸せなこと。ぜひお互いに結婚してよかったと思えるような強力なパートナーとなり、助け合ってみてくださいね。