最後に引っ越しをしてからもう10年になりますが、一人暮らしから結婚まで過去に6回引越しした体験から、交渉次第で引っ越し料金は値切れるんだと実感しました。
 見積もりどおりに支払うのはもったいない!
 実は、引っ越し料金は、あるコツを知っていると値切れることができるんです!
 ただし、ただ値切ればいいというものでもありません。
 値切れる条件というのもありますので、そのあたりを紹介していきます。
目次
引越しは引っ越しのプロに頼むのが正解



昭和の時代は引っ越しというと、トラックを借りてきて、同僚や友達に手伝ってもらうというスタイルが普通でした。
 一見、安く済みそうですが、さすがに「タダ」でというのは申し訳なく、金一封を包んだり、食事をごちそうしたり、意外と出費がかさみました。
 また、当時は運送屋さんに頼んでも、ご祝儀を渡すのが慣例でした。
でも!
 今は違います。
 引越し業者は引っ越しのプロです。
 まず、素人と違ってスピードが違います。
 素人が大勢でちんたら荷物を運ぶより、プロが2~3人で運ぶのとでは、全然スピードが違うんです。
 引越しというと、荷物を運び終えてからもたいへんです。
 素人でやっていると、ようやく運び終わったらもう日が暮れてたってことに…
とにかく早くて的確なんです!
 そして、今は「ご祝儀」は原則渡す必要はありません。
引っ越し料金は値切れます!
体験談 12万円⇒8.5万円に!
偶然ですが、結婚が決まった友達とほぼ同じ時期に同じ業者で引っ越しをしました。
 彼女も私も3トントラック1台で、距離は大阪市内~市内で、そう差はありませんでした。
- 彼女は、12万円。
 - 私は、8万5千円。
 
彼女は日曜日に引越しして、提示された見積もり通りの料金を支払いました。
私も場合も最初の見積もりは12万円と言われました。
 そして、8万5千円という数字はこちらから提示しました。
どうして、8万5千円という数字を提示したかというと、3年前に同じ引っ越し業者で、同じく市内~市内の引っ越しをその料金でやってもらっていたからです。
「3年前とは状況が違うので・・・」
と言われましたが、
「午後にもう1件他の業者を呼んでるけど、この値段で決めてくれたら、今、ここで契約する」
営業の方は、
「ちょっと待ってください」
と、その場で上司に連絡して、
- 平日で時間はお任せ
 - 3トントラックに積めるだけ
 - 人員は2名。(彼女は3名)
 
という条件でOKとなりました。
で、実際に午後に呼んでいた引越し業者は、契約を決めた引越し業者の営業の目の前でキャンセルの電話をかけました。
引越し料金を値切るポイント
この事例では、85,000円という金額をこちらから提示したわけですが、その金額の根拠というのが、「数年前の料金」でした。
 数年前というだけに、ちょっと根拠が弱い感もありますが、まずは根拠となる基本の料金の相場を知っておくことが肝心だということですね。
そのためにも、ネットで簡単にできる引越し料金の見積もりなどを利用するのはいい方法です。
ただし、普通にボタンをクリックしちゃうと営業の電話が鬼のようにかかってきますから、そこは裏技で♪
体験談 16万円⇒12万円に!



 結婚が決まって、新築のマンションへの引っ越しの時も値切りました。
 新築ということで、指定の業者があって、指定外の業者は指定業者が搬入中は順番待ちという条件になっていました。
 だから、当日は、道路に搬入を待つトラックが何台か並んでいる状態。
16万円といわれた見積もりを、またもや12万円に値切りました。
ちなみに3月31日でしたので、まさに引越しシーズンのピークでした。(曜日は金曜日でした)
 運んだのは一人暮らしをしていた私の荷物だけです。(親と同居の旦那の荷物は後日)
 条件は、
- 午後から、
 - そして「積めるだけ」
 
ということで。
 つまり、午前中からそのトラックとそのメンバーは他の引っ越しがあるということなんですね。
 で、積み残しは面倒は見ないよ、という契約です。
約束は午後3時でしたが、少し遅れますと連絡が入りました。
 しかしながら、5時を過ぎても来ない。
 さらには、例の「順番待ち」もあります。
 2時間オーバーはあまりにひどい!と、クレームの電話をかけました。
 「約束違反だから、12万円払うのは納得がいかない」と、ごねたのです。(関西人ですからね(^_-)-☆)
 結局3時間遅れで、搬入がスタートしたのですが、クレームの電話のおかげか、2人のはずが4人でやってきてあっというまに搬入が終わりました。
 私があまりに怒り狂っていたせいか(笑)、組み立て家具の組み立てまでやってくれました。
さらには追加2000円で不用品の引き取りもお願いして、古い家具や布団なども引き取ってもらいました。
※最近は大型粗大ごみの回収は有料の地域が多いので、このあたりの契約も確認しておくといいと思います。
引越し料金を安くする⇒料金が安くなる曜日、時間帯がある
引っ越しシーズンというと、やっぱり3月末ですね。
 4月からの新学期、そして転勤などに備えて、3月末には引越しの需要も多くなります。
 また、ゴールデンウィークを利用して引越しする人も多いので、GWも予約は早めの方がいいです。
 当然ながら、需要と供給の関係で、この時期は値切るどころか、予約するのすら難しい時期です。
でも!
 この時期でも、意外と空いている=値切りやすい曜日や時間があります。
月末を外す
たいていの家賃の〆は月末になっています。
 なので、家賃をダブルで払わずにすむように、月末寄りに引っ越しをする人の方が多いんですね。
日曜の午前中を外す
引越しというと、荷物を運び終わってからも片づけが大変。
 だからたいていは、休日の午前中を選ぶ人が多いんです。
 だから、平日や、日曜日であっても午後からだと値段交渉もしやすいんです。
長距離だと午後からはちょっと辛いかもしれませんが…
時間帯を業者都合に合わせられれば、引越し料金を安くすることができます。
仕事などの都合でどうしてもその日しかダメというのなら仕方ないですが、早めに見積もりをしてもらって、都合を突き合わせるのがよいでしょう。
引越し料金を安くする⇒自分でできることは自分でやる



最近は、本当にいたれりつくせりの引越し業者のサービス。
 何もしなくても、梱包からすべてやってもらえるサービスもあります。
 ただし、これは全部オプション料金。
 だから、食器の梱包、雑貨の梱包など、自分でできることはある程度自分でやっておくことで、安くあげることができます。
 いわゆる、段ボール箱にへの梱包はすべて自分でやるということですね。
 引越し当日までに、あらかじめ済ませておきましょう。
引越し料金を安くする⇒必ず見積もりは数社に依頼する
実際に料金の相場を知る意味でも、相見積もりは必須です。
 最近は、「引越し一括見積りサイト」というのがたくさんあるので、自分で業者の電話番号を調べて電話をしたりしなくても、必要事項を入力するだけで、最大10社ほどに見積もりを出せるので便利です。
でも!
 一度にたくさんの業者と交渉するのは時間がかかるし・・・
 という場合も多いかと思います。
 1社に絞るにしても、とりあえず、あらかじめネットなどで、相場を調べておくくらいはやっておきたいです。
 たいていの引越し一括見積サイトでは、見積もりを出すと、即メールや電話などで営業が入りますが、まずは見積もりを見て自分で判断したいという場合には、見積もりだけできるサイトもあります。
シーズンによっては、見積もりサイトで契約が決まると現金が当たったりするキャンペーンや、プレゼントがもらえて利するキャンペーンをやっていることもあります。
一括見積りを利用するメリット・デメリット
メリット
あらかじめ、相見積もりを想定してあるので、最初に出てくる見積もり金額が安く設定されている。
デメリット
競争なのでかなり強引な電話やメール攻撃がある。
 冷やかしでの利用はやめたほうがいいです。
まとめ
引越しは何かと出費がかさみます。
 引越し業者の選び方次第で、場合によっては値段が倍ほど違うことだってあるんです!
 業者を選び方次第で料金も変わってきますが、値引き交渉も可能であると覚えておきましょう。
 ただし、値切るには、こちらも条件を譲歩する必要があります。
「繁忙期の日曜日の午前中から」
というのでは、絶対に値切るのは無理です!
引越し費用を抑えたいなら、数か月前からしっかりと引越しのスケジュールを組んで、早めに動くことが肝心。
 そして、部屋探しと同じで料金の相場を把握して見積もりに臨みましょう。
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