重曹とクエン酸の使い分け【簡単大掃除術】

クエン酸と重曹の使い分け住まい
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キッチンにはキッチン用洗剤、お風呂場にはお風呂用洗剤と使う場所や用途によってさまざまな洗剤が売られています。しかし、気がつけばいろいろな種類の洗剤だらけで「これって本当に必要?」と疑問に思ったことはありませんか。実は、汚れの種類に気をつければ、重曹とクエン酸だけでほとんどの汚れに対応することができるのです。そこで今回は、重曹とクエン酸を使った節約お掃除術をご紹介します。

クエン酸と重曹の使い分け

目次

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クエン酸?重曹?まずは汚れの種類を見極めよう!

汚れには大きく分けて3つの種類があります。

  • 酸性の汚れ
  • アルカリ性の汚れ
  • 物理的な汚れ

このうち、普通に暮らしていて生じる汚れのほとんどが酸性とアルカリ性の汚れ。

  • 酸性の汚れはアルカリ性洗剤
  • アルカリ性の汚れは酸性洗剤

で落とすことができます。

つまり、アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸があれば、ほとんどの汚れに対応することが可能なんです。

たった2種類を使い分けるだけで済むなら簡単ですね。
しかし、重曹やクエン酸を使ってみたけれど汚れが全然落ちなかった、使い方がわからなかったという人も多いのではないでしょうか?
実は、汚れにはさまざまなパターンがあり、汚れの付いている場所や汚れ方によっても対処法が違ってくるのです。

しつこい水あかはアルカリ性の汚れ!クエン酸でゆるめて落とすの

水アカにはクエン酸

お風呂場のガラスや浴槽、蛇口周りにうろこ状に残っている水アカ。ごしごしこすっても取れないし、お風呂用洗剤でも落ちない厄介な汚れです。
実はこれ、水道水に含まれるカルシウム成分が結晶化したものや、石鹸のすすぎ残しによる結晶性のアルカリ性の汚れなのです。

結晶性の水アカ汚れに石鹸カスが結合した汚れは特に落ちにくく、頑固な汚れなので力任せにたわしでこすってもあまり効果はありません。
そこで登場するのがクエン酸です。
まずはスプレー容器などにクエン酸を溶かしたものを用意し、スプレーした後キッチンペーパーなどを張り付けてさらに上からスプレーします。こうして30分以上放置してから歯ブラシなどでこすり、布でふき取ります。

結晶化しているアルカリ性汚れは力任せにこするのではなく、酸でゆるめてから落とすことを覚えておきましょう。

酸性の汚れはアルカリ性の重曹で中和させる!

油汚れには重曹

酸性の汚れの代表といえば、キッチンの油汚れ。
キッチンの油汚れというと、換気扇やコンロにこびりついたしつこい汚れを思い浮かべるでしょう。しかし目立つ汚れだけでなく、調理中に気化した油が壁紙や床などにも付着するので、意外と広範囲に汚れが付着している可能性があります。
このような油汚れには、重曹を水で溶かした重曹スプレーがおすすめです。

重曹スプレー、重曹水の作り方
重曹は水に溶けにくい性質があるので、重曹水を作るときは粉を少な目にするのがポイントです。100mlならば小さじ1程度が目安です。

軽い油汚れなら重曹スプレーを吹きかけて水拭きするだけで落とせます。
皮脂汚れや手アカ汚れなども酸性の汚れなので、手あかのつきやすいスイッチ部分やドアの取手、家具などのお手入れにも最適。
さらに、重曹には酸性の臭いを取る効果があるので、ゴミ箱に直接降りかけると生ごみの臭いを押えることができます。
靴箱など臭いの気になる場所には、小さなお皿などに粉のまま入れて置いておくだけで持続した消臭効果も期待できます。

重曹とクエン酸を一緒に使うと驚きの効果が?

重曹 クエン酸 合わせ技
重曹とクエン酸はそれぞれアルカリ性・酸性の性質を持ち、それぞれの性質を利用したお掃除が可能ですが、実は一緒に使うこともできるのです。

混ぜるな危険」と書かれている洗剤が多いので性質の違うものを同時に使うのは心配と思う人もいるかもしれませんが、重曹とクエン酸を水で混ぜるといわゆる「炭酸水」になり、体に有害な成分は一切発生しません

むしろ、炭酸ガスによる発泡効果で汚れを浮き上がらせ、落ちやすくします。
特に酸性の汚れとアルカリ性の汚れが混在する水回りの汚れ落としに最適です。排水口の汚れやお風呂周り、トイレ周りの落ちにくい汚れに試してみましょう。

使い方としては、まず重曹を粉のまま、あるいはペースト状になったものを汚れの気になる場所にふりかけ、しばらくしてからクエン酸水をスプレーします。こうすることで、重曹で中和した汚れが炭酸ガスで浮き上がり、落としやすくなります。その後古くなった歯ブラシなどで軽くこすります。頑固な汚れは落ちにくいので、30分以上放置してから行うと効果的です。流す時はお湯を使うようにすると白残りなくキレイに流せます。

毎日のお掃除は重曹とクエン酸で節約!

掃除をラクにするコツは何よりも「汚れをため込まない」ことです。汚れは時間がたつにつれ、落ちにくくなってしまいます。
汚れに気がついたときは放置せずに、すぐに落とすことが大切。
また、食べ物の汚れや皮脂汚れはアレルギーや肺炎を引き起こすカビの原因となることもあります。こうしたカビの汚れも重曹スプレーである程度落とすことが可能ですが、カビの根まではを根絶やしにすることはできません。

クロ
重曹スプレーとクエン酸スプレーを両方作っておくと便利だにゃ♪
タマ
使う時は一度よく振ってから使うんだにゃ!
作ったスプレーは1カ月程度で使い切るのが目安だにゃ♪

まとめ

大掃除というと、あちこちに専用洗剤を用意しなきゃ!と思っていませんか?
スーパーやホームセンターなどで気軽に安く入手できる重曹とクエン酸を使えば節約しながら家じゅうをピカピカにできます!
あれこれ洗剤を買い込まなくても、重曹とクエン酸があれば、簡単にお掃除ができますよ。

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