一度契約した後に担当者から生命保険の見直しを勧める営業がしつこくなるケースがあります。営業がしつこくなるのは、生命保険会社側の理由であり、それを理解すれば対処をすることができます。なぜ営業がしつこくなるのでしょうか。
しつこい営業の裏にはこんなことがあるのです・・・。
目次
保険会社にはノルマがある
営業の仕事ではノルマが決められている会社が多くありますが、保険会社も営業ノルマがあるところがほとんどです。
営業ノルマを達成するためにも、契約満了が迫った契約者に保険の見直しを強くおすすめして目標を達成しようとします。
そのためにはある程度営業をかけないことにはノルマを達成することはできません。しつこく勧誘することで新たに保険を見直してもらい、契約に至るケースもあるので、しつこい営業スタイルが定着したことも事実です。もちろんしつこい勧誘にはクレームも付きもので、顧客の意見は会議や社員間で話し合われます。
「しつこい営業をやめてほしい」という意見がある一方で、「担当者を把握できていない」という意見もあります。そのため、不快に思われない営業を心がけつつ顧客に寄り添う形で営業をしていくことが大切になるのです。保険会社の担当者は、顧客が見直しをして契約をするまでは基本的に営業をかけ続けてくることを覚えておく必要があるでしょう。
保険の見直しはなぜ必要か
生命保険会社の見直しを勧める営業はしつこいですが、実際に保険を見直すメリットはあるのでしょうか?
保険は人生でリスクが起きたときのサポートする役割を担います。
保険の内容は社会のニーズなどにより変化するので、時代によって特約や条件が変わっていきます。
保険会社は、さまざまな人に適したプランを用意しており、その都度被保険者が無理なく保険を続けられるプランを提供できるように切磋琢磨しているのです。
しつこい営業の裏側には会社としての利益など経営面を考えて行っている面もありますが、保険に入ってくれている契約者にとって最高のプランを提供するために見直しを勧めている一面もあるのです。
初めは右も左もわからず保険に入った場合、徐々に生活をしていくと入っている意味がない保険や、これから入っておくべき保険がわかってくることでしょう。
家族が増えるごとに、あるいは年齢が変わるごとに対応している保険も変わります。
保険を変えずにいると、いざという時に自分に適した保障を受けられなくなる可能性もあります。そのため、定期的に保険を見直して、人生で起こるリスクに対応していく必要があるでしょう。保険は被保険者のニーズに対応できる柔軟なプランが用意されていますから、定期的な見直しは自分や周りのためにも大切です。
生命保険の担当者を上手に活用しよう
しつこい営業は確かに受けたくないものですが、生命保険の営業担当者が保険に詳しい知識を持っていることは事実です。
ある程度保険の見直しをする必要があることも理解したうえで、営業担当者に話を聞いて適した保険を選ぶのが良いでしょう。
しかし、担当者の意見をうのみにするのは危険です。
保険会社によっては売り出したい商品もあります。もし担当者が、自分や会社が売り出したい保険を中心に売ろうと考えている場合、本当に契約する人に合った保険を勧めてくれる可能性は低くなってしまいます。
保険の見直しは、担当者まかせにするだけでなく、自分で保険を見極め、どのような保険が適しているかを判断する必要があるでしょう。
保険の種類はたくさんあるので、自分に合った保険のプランを絞るために営業担当者に意見を聞くことは大切です。もしも自分に適したプランが特になく、今後営業の必要性を感じない場合は、はっきりと営業を断るようにしましょう。あいまいなままにしておくと、定期的に営業が来てしまい、しつこい営業になってしまう可能性があります。改めて保険の見直しをしたいときに連絡する旨を営業担当者に伝え、営業がしつこくならないように対処しましょう。
NO!とはっきりいうには、しがらみのない「保険相談窓口」を利用するのが賢い方法です!
保険相談窓口・保険ショップについてのQ&A
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自分の満足いく生命保険を選びましょう
生命保険はさまざまな生活リスクに対応しており、長期間付き合っていくものです。
そのため、生活スタイルが変わるごとに自分に適した保険を見直す必要があります。しつこい営業もポジティブに捉えれば見直しのチャンスと考えることができるでしょう。
一度冷静になり、見直す時期かを見定めて担当者と話すようにしましょう。その際、自分の現在の状況や現在加入している保険などについて相談をすることで効率よく適した保険を見つけることができるはずです。
入っている保険が一つだけでなく別々の会社の保険に入っているときであっても、担当者に相談することで、補償が被ることを防げます。それによって、保険料を節約することにもつながり、結果的に無駄な損失を出さずに済むでしょう。適した保険を見つけるためにも現状を把握し、いざというときのリスクを軽減できる保険をみつけることが大切です。インターネットの普及によって、保険に関する情報もすぐに調べることができます。保険会社の営業担当者やネット上の情報などをもとに、自分に適した保険を選びましょう。
とはいえ、営業の裏には「ノルマ」があるということを、心の片隅にとめおいておきましょう。
まとめ
自分の担当者がいるというのは、なんでも相談できるというメリットがある反面、他社の保険には加入しづらいというデメリットがあります。
そこで最近の流れとしては、保険会社に縛られない個人のフェイシャルプランナーに相談する人が増えてきています。
保険会社の外交員は自社商品しか勧められませんが、FPなら複数の会社の商品の中からぴったりのものをチョイスしてくれます。
中には、聞いたことのないような保険会社のものだったりもしますが、その会社の実績やランクなどについての情報も提供してくれるので、無駄のない本当に必要な保険を選ぶことができます。