それほど収入は変わらないはずなのに、お金にゆとりがあったりしっかり貯めていたり、よその台所事情はいつでも気になるものですよね。どうしてうちは貯まらないの?と思っている方は、もしかしたら知らないうちに「お金の貯まりにくい生活」をしているのかもしれません。普段の生活の中で当たり前にしていることが、貯まる生活と貯まらない生活を分けているとしたら?まずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。
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【お金が溜まらない】「なんとなく外食」に食材のロス……思い当たる人は要注意!
毎月の支出のうち食費は、家賃や保険などの固定費に対してその月によって変動する「やりくり費」に該当します。当たり前のことですが、支出額があらかじめ決まっていないため、使いすぎてしまうと予算オーバーとなり赤字になってしまいます。
この食費の管理が上手くいっていないがために、気づかないうちにお金が貯まらないサイクルにはまっているというケースが非常に多いです。
例えば、外食はお金がかかるからとなるべくしないようにしていても、忙しさなどを理由に「今日は外で済ませちゃおう」と、なんとなく外でお金を使ってしまうことはありませんか?
これといって「この店のこれが食べたい!」と思っての外食ではないので印象にも残りにくく、外食をしたという満足感を味わうことなく「なんとなく」繰り返してしまう。
こうした「なんとなく外食」は、まさにお金の貯まりにくい生活スタイルの代表パターンとも言えます。特に、自覚がない場合は要注意です。
同じく、食費の無駄遣いの大きな原因として、消費期限内に食べきれない食材のロスが上げられます。
安いからといってまとめ買いをしても結局腐らせてしまう、うまく使い切ることができない、ということはありませんか?
特売のチラシを見ながら買い物をしたり、安いスーパーをはしごしたりしているのになかなか食費が下がらないという人は、無駄にしている食材がないかチェックしてみましょう。
まずは、一週間のうちに使いきれない野菜が残っている場合や廃棄した食材があれば、その分の食費が無駄になっているという自覚を持つことが大切です。
【お金が溜まらない】「ケチ思考」なのにお金が貯まらないのはなぜ?
節約を意識した生活をしているのになぜかお金が貯まらない。そういう場合は、間違ったケチ思考のせいで「貯まらない生活」を招いている可能性も考えられます。
例えば、「節約中は旅行やレジャーは厳禁!」と我慢をしているのに、
- 毎週近所のショッピングモールで散財してしまったり…
- 高価なものには手が出ないが安いものはたくさん買ってしまったり…
我慢が裏目に出るケースといえます。
家族で
- 週に1回フードコートを利用するのも!
- 安い服をたくさん買ってしまうのも!
こういった生活が癖になってしまうとかなりの金額を使ってしまうことになります。
このように、出費を減らそうとしているのにお金の使い方が下手になってしまうのも「貯まらない生活」の特徴のひとつです。
やみくもにケチってばかりいると、節約をしているような気持ちになるのに結局お金が貯まっていない、という落とし穴にはまることもあります。
「節約してるのに!」とストレスのほうが大きくなって、頑張ることがつらくなってきてしまう・・・
頑張っているはずなのに結果が伴わないという時は、何にどのくらいお金を使っているのか、見える形で整理してみましょう。
【お金が溜まらない】貯まらない生活を貯まる生活に変えるために
今挙げたような「お金が貯まりにくい生活」から抜け出し、「お金が貯まりやすいサイクル」へ持って行くためには、お金の使いどころを見極めた上でメリハリある使い方をすることが大切。
単にお金を使わないようにすることや、無理な我慢するのではなく、
- 何にどうやって使うのか
- その収支をきちんと把握する
意識してこの流れを作ると、使うべきところにはしっかりお金をかけて、いらないところには使わない。生活の無駄を省くことができます。
はじめに挙げた「なんとなく外食」に陥りやすい人は、
「外食は特別なこと、どうせするならあらかじめ食べたい料理やお店を調べて楽しんで出かける」
というルールを作ってみましょう。
忙しさなどで普段の食事をなんとなく外食に頼ってしまうという場合は、
- 先にご飯だけでも炊いておく
すぐ食べられるようなおかずのバリエーションを用意しておく
という方法もおすすめ。
完璧な献立じゃなくても、主菜として肉や魚を焼く、副菜として野菜がとれるような簡単なサラダやお浸しを用意したり、野菜のたっぷり入った汁物を作ったりするだけでもバランスのいい食事を用意することができます。
また、時間がある時に作り置きを用意する、数日単位でざっくりと食事の用意を決めておくなどの方法も、なんとなくの外食や使いきれない食材を出してしまうのを防ぐのに効果的です。
他にも日常生活にありがちなことですが、コンビニや自販機でよくお茶やジュースを買っていませんか?そのときってどうしてもそれを飲みたいのではなくて、喉の渇きを潤したいだけですよね?これって外出時にポットやペットボトルに水やお茶を用意しておけば、その分の支出を押さえることができますよね。
同じように、旅行や買い物などでもお金の使いどころに注目し、お金をかけるべきか切り詰めるべきかを考えてみましょう。こうした癖をつけることで、お金が貯まりにくい生活を改善していくことができます。
まとめ
お金の使い方は考え方ひとつで随分変わるものです。使うのを我慢するだけの節約でうまくお金が貯められない人は、今回紹介したようなお金の使いどころを意識する節約スタイルを取り入れてみましょう。
お金は貯めるものである前に使うものであることを考えてお金の使いどころのコツを掴むと、節約や貯金に対してポジティブに取り組むことができるでしょう。
家計の体質改善で貯まりやすい生活に!