自転車保険が義務化!知らないと怖い自転車事故の賠償金

自転車事故生活
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大阪府では、増え続ける自転車事故の死傷者数を受けて、平成28年に「大阪府自転車条例」を制定し、
28年7月1日より施行しました。
これにより、自転車を所有する場合は、「自転車保険」に加入することが義務づけられました。

目次

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うちは自転車保険に加入しているの?

自転車保険 チェック
出典:大阪府 自転車条例

あれ?と思ったんだけど、うちは自動車保険の特約にセットしてました。

自信のない方は、一度確認しておきましょう。

うちは、車がないから自動車保険には加入してないし…
自転車専用の自転車だけの保険ってあるの?

自転車専用の自転車保険を扱っている保険会社

au損害保険

自転車向け保険 Bycle(スタンダード傷害保険)

  • 掛金:370円~1,050円(本人タイプ)/890円~2,090円(家族タイプ)
  • 個人賠償責任保障:最大2億円

自転車事故でのけがは、保険金が2倍に!

三井住友海上火災保険

自転車向け保険「ネットde保険@さいくる」

  • 掛金:3,990円(本人タイプ)/7,210円(家族タイプ)
  • 個人賠償責任保障:290万円

※こちらはセブンイレブンで申し込むことができます。

自転車保険だけでなく、傷害保険とセットになったタイプもあります。

自転車事故の損害賠償金はこんなに高い!

自転車事故

小学生母親に9521万円

小学校5年生男児が、坂道を時速20~30㎞で走行中、67才女性と衝突。
女性は頭の骨を折り、意識不明。
その家族と保険会社は、男児の母親を相手に損害賠償訴訟を起こし、母親に、「自転車運転に関する十分な指導をしていなかった」ということで、監督義務責任を問われ、9521万円の賠償命令が下りました。

女子高生に5000万円

無灯火で携帯電話を捜査して運転していた女子高生が、54才女性に衝突。
女性は、手足にしびれがのこり、歩行困難となる障害が残り、仕事もできなくなりました。
裁判所では、加害者に5000万円の支払いを命じました。

6700万円

ペットボトルを持って片手運転して、坂道を運転したた男性が交差点で、横断歩道を横断中の38才女性と衝突。
女性は転倒し、3日後に脳挫傷で死亡。
加害者には、6700万円の賠償命令が下りました。

これは、自転車対歩行者の事故。

自転車対自転車の自己の場合は、他人を巻き込むだけでなく、自分も被害をこうむることになります。
そして、もちろん死亡事故も発生しており、相手側が死んでしまえば、自分は加害者になってしまうのです。

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過失割合50:50で1007万円

信号のない見通しの悪い交差点での、自転車同士の事故。
双方の安全確認義務の過失割合は、50:50。
ですが、被害者となった男性は、足に障害が残ったため、損害額として1007万円を請求されました。
この場合、自分が加害者になったか、被害者になったかは紙一重です。

自動車事故より、起こす可能性が高い自転車の事故。
特に、小学生以下の子供の事故に関しては、親の監督責任を問われます
また、未成年であっても、民法においては容赦なく賠償責任を問われます。
今回条例として制定されたのは大阪府の話ですが、他人事と思わず、この機会に自転車保険の加入を考えてみてください。

こんな運転していませんか?

足が届かないほどサドルの位置を高くしている

クロ
こうすると、漕ぐのが楽なんだにゃ~

雨の日は、傘をさして片手運転している

タマ
雨だけど、歩くのだるいし、カッパってかっこ悪いしにゃ~

片手にスマホを持ったままで運転している

クロ
いつLINEが鳴るかわかんないし気になって…

目が悪いのに眼鏡をかけずに運転している

タマ
普段はかけてないけど、本当は見えないって人も多いんだよにゃ~

暗くなっても無灯火で運転している

クロ
ま、いいか!でやってるにゃ~

歩道を走っている

タマ
自転車は基本は車道を走るのが正解なんだにゃ~

こういった状態で事故を起こした場合は、明らかに過失割合が高くなります。

  • 身体にあったサイズの自転車で、
  • 雨の日にどうしても乗るならば、傘ではなくカッパを、
  • 両手はしっかりとハンドルを握って、
  • 目が悪い人はちゃんと眼鏡をかけて、
  • 暗くなったら灯火して、
  • 歩道の左側を、

カッパも自転車走行専用のものなどがあります。

↑前かごにクリップで止められるようになっています。
フードは、あご紐付きで視界をしっかり確保できるようになっています。

さらには、大阪府では、今回の条例で65歳以上の高齢者はヘルメットの着用が義務付けられました。
安全のためにも、自分が対象外であっても、ヘルメットの着用も考えてみましょう。

最近は、帽子のように見えるヘルメットと帽子が一体化した、「カポル」というものが発売されています。

まとめ

自転車はあくまでも車と同じ「車両」です。
特に自動車の運転免許をもっていない女性や子供の場合、交通ルールに無頓着です。
自分や家族が加害者側にならないように、しっかりと自転車の運転マナーを身につけましょう。

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