またまた電気料金が値上げになります。値上げ実施は2017年5月から。今回の値上げの主な要因は、2017年5月から料金に上乗せされる「賦課金」の分が高くなるということです。5月からは電力会社10社がそろって値上げ。
全社が料金を引き上げるのは4カ月連続。各社の値上げ幅はどのくらい?
家計を守る主婦として、値上げ後にできる対策はあるの?
目次
2017年5月の電気料金各社の値上げ幅は?
標準家庭での値上げ幅はこんな感じです。
- 沖縄電力:213円
- 東京電力:192円
- 関西電力:190円
- 中国電力:182円
- 中部電力:179円
- 東北電力:179円
- 四国電力:169円
- 北海道電力:160円
- 九州電力:160円
- 北陸電力:153円
5月から再生可能エネルギー賦課金が引き上げられるのが主な要因ですが、火力発電がメインの沖縄電力が一番引き上げ率が高いのは、燃料である原油や液化天然ガスの価格が上がってきているのも要因の一つです。
電気料金が値上げ!賦課金とは?
料金明細を確認してみてください。
「再生可能エネ賦課金」という項目があるはずです。
うちは580円も払ってるにゃん。
これって、トータルの9%にもなってるにゃん!
正確には「再生可能エネルギー賦課金」というもので、エコなエネルギー発展のための補助金のようなイメージ。
発電コストが高くなる、以下の発電方法で作られたエネルギーが「再生可能エネルギー」
- 太陽光発電
- 風力発電
- 水力発電
- バイオマス発電
- 地熱発電
これらはコストが高いためなかなか普及が進まないでいるのですが、環境にやさしい将来を見据えた新しい未来のエネルギー。国としてこれを発展させるため、電気利用量に応じて、電気料金の一部として負担を義務化してるものです。
平成29年度の再エネ賦課金単価
1kWh当たり2.64円
今までが、2.25円だったから0.39円のアップです!
我が家の平均値が250kwほどなので、それで計算してみると、
- 1か月で660円(↑97.5円)
- 1年間で7,920円(↑1,170円)
再生可能エネルギー賦課金というのは、2012年7月1日から実施されています!
これって、減免措置とかってないのかにゃ?
ただし、災害などを受けた場合(要被災証明)は申請すれば減免されるにゃん。
再生可能エネルギー賦課金 今後の予測
「再生可能エネルギー賦課金」は、平成24年度に実施されてから、確実に毎年上がっています。
年度 | 単価(/1khw) | 標準負担額(/月) | アップ率 |
---|---|---|---|
24年度 | 0.22円 | 60円 | |
25年度 | 0.40円 | 100円 | 181% |
26年度 | 0.75円 | 187円 | 187% |
27年度 | 1.58円 | 395円 | 210% |
28年度 | 2.25円 | 562円 | 142% |
29年度 | 2.64円 | 660円 | 117% |
※一般家庭の標準負担額は250khwで計算
最初は月に60円程度だった負担金が、今では11倍の660円の負担増!
今後も上がることはあっても、下がることはなさそうですね。
「再生可能エネルギー賦課金」で集まったお金はどこにいくの?
対象となるエコ発電で得た電機は、通常の料金よりも高い単価で電力会社が買い取ってくれます。
もうお気づきですよね?
太陽光発電などの売電が儲かる秘密というのがここにあったのです。
電気料金を少しでも安くするためにできることは?
節電する
当たり前のことですが、限度がありますよね。
クレジットカードで支払う
ポイント分が還元されます。
安い電気会社に乗り換える
電気料金が自由化されて、契約している電力会社によって料金が違うということはご存知ですよね?
でも、実際に乗り換えようと思うとどこがいいのかわからないし、手続きが面倒そう…という理由でか、まだまだ切り替え率は関東・関西で4%、地方では1%にも満たないのが現状。
無料診断で、1か月の電気代を計測して、最安のプランを提案してくれるサービスがあります。
ただし毎月先着100家庭まで。
まとめ
今後、「再生可能エネルギー賦課金」の負担はますます高くなってくることが予測されます。
原油価格もしかり。便利な電化製品も増えてきて、電気の需要も増えるばかり。
一般家庭での太陽光発電もそのうち当たり前になってくるのかもしれませんね。
ひょっとすると、あなたの家の電気代はもっと安くなるのかも。
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