あなたが毎月支払っている保険料、それは「掛け捨て」ですか? それとも「積立」ですか?
「保険に加入した時に、説明を聞いたけれど、いつの間にか忘れてしまった」
「生命保険に入っていれば、ひとまず安心できるのでは?」
なんて感じではないでしょうか?
生命保険の基本は3つあります。
「定期保険」、「終身保険」、そして「養老保険」です。ただし、養老保険は貯蓄性の濃い保険なので、今回は家族を守ってくれる保険として、「定期保険」と「終身保険」について解説します。
目次
定期保険と終身保険の違い
例えば、毎月支払う保険料がまったく同じの「定期保険」と「終身保険」があるとしましょう。
この2種類の保険は、同じ金額の生命保険料を支払っていても、万が一の時の保障金額が何百万、何千万と違っていたり、解約時に戻りがある場合とない場合があったりします。
「定期」という言葉から思い起こされるのは、定期預金、通勤・通学の定期などですよね。
定期保険とは、「期限が定まった、一定の期間」のみ、万が一の事があった時に保障してくれる保険です。
これに対して「終身」とは、「身が終わるまで(一生涯)」という意味です。一生涯保障が続く保険になります。
「一定期間のみ保障してくれる保険か、一生涯保障が続く保険がいいのか、どちらを選びますか?」と聞かれたら、ずっと続いた方が良い!と思うでしょう。しかし、大手生命保険会社の主力商品は、定期保険と終身保険を組み合わせているケースが多いです。
それはそれぞれに、メリット、デメリットがあるからなんです。
定期保険のメリット、デメリット
一定期間のみ保障してくれる保険は、定期保険と呼ばれています。1年単位、10年間、20年間など、何年間というタイプのものもあれば、50歳まで、60歳までと言うように、年齢で区切られるタイプのものもあります。
死亡保障1000万円の10年間の定期保険の場合
定期保険のメリット
定期保険のメリットと言えば、大きな保障を割安な保険料で準備することができる事です。
例えば、30歳男性の場合、保険料は1300円前後になります。
10年間支払い続けたとしても15万6000円です。けれど、10年の間に被保険者がお死亡した場合には(高度障害状態になった時)には、1000万円が遺族(本人)に支払われます。
定期保険のデメリット
保障は10年間だけなので、1日でも過ぎれば、保障はまったくなくなります。続けて保障が欲しい場合は、40歳で改めて契約になるため、次の10年間の保険料は2400円前後にUPします。契約している保険によりますが、保険料はだいたい更新前の1.5倍~2倍程度の金額になります。
そして、途中で解約をしたとしても、解約金は0円です。
定期保険は解約時がないに、毎月の保険料はかなりやすい金額に抑えられています。
死亡保障1000万円の終身保険の場合
終身保険のメリット、デメリット
被保険者が亡くなった時など、いつかは絶対に1000万円の保障が遺族に入ります。また、保険料は掛け捨てではなく、積立される部分が多いのも特徴です。途中で解約した場合、解約金が戻ってきます。
終身保険のデメリット
貯蓄を兼ねているため、定期保険に比べて保険料が高くなります。例えば、保障は一生涯、保険料は30歳からスタートして65歳で払い終わるタイプですと、6000円前後位でしょう。
終身保険は保障は終身ですが、保険料の支払い期間を選ぶことができます。
30代で子供あり、専業主婦にお勧めの保険は?
例えば、小さなお子さんがいるご家庭で、大黒柱であるご主人に万が一のことがあったら、生活はどのようになるのでしょう? 収入不足のために、進学を諦めなくてはならなくなった子供たちは、世の中にたくさんいます。万が一の時に困ることのないようにしてくれるのが生命保険です。
若い時ほど割安なお値段で加入できるのが生命保険の利点です。終身保険に加入すれば、一生涯の保障を一定の保険料で賄うことができます。また、お子さんの進学や結婚など、資金が必要になった時は、終身保険から貸付ができますし、解約した場合は返戻金あります。
しかし、家計が大変な中、少しでも負担を小さくして、出し入れ自由な貯蓄を考えるのであれば、定期保険を活用する方法もあります。お子さんが小さければ小さいほど、これからの子育て資金も何千万という大きな金額が必要になりますから、安い保険料で大きな保障を準備することも可能でしょう。
また、同じ1000万円の保障でも、終身保険500万円と定期保険で500万円と言うように組み合わせることもできますね。
終身保険は貯蓄と保障を兼ねて、定期保険で大きな保障を準備します。ライフプランのシミュレーションを立てて、最適な保険を選びましょう。
まとめ
保険更新後の保険料がアップ!? ネットで申し込んだ時は、「更新するときのことなんて全く考えていなかった」という方、多いのではないでしょうか。
若ければ若いほど、保険は安い保険料で加入することができます。ネットで検討すれば、今の時代は保障内容も、保険料もすぐに知ることができますから本当に便利になりました。しかし、申し込んだお得な保険も、定期保険ですと保障満了の期日がやってきます。そして、その時、保障を続けるために更新するとしましょう。加入した時よりも年齢がアップしていますから、更新するとなると当然保険料も上がってしまうのですね。
以前申し込んだ掛け捨ての保険の更新日が近づいてきて、あわててしまう気持ち分かります。そのまま、同じ保険会社で更新するべきか、それとも他の保険会社の商品に乗り換えるべきか、どちらがおトクか考えてみましょう。
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