「エアコンのない生活なんて、考えられない!」なんて声が聞こえてきそうなほど、最早エアコンは各世帯に普及しましたよね。昭和初期はクーラーが一般的でしたが、昭和49年2月からエアコンが主流となり、飛躍的に普及率が高まっていきました。ちなみに、2017年3月時点での二人以上の世帯普及率は、91.1%となっています。
最近では、省エネレベルや月々の電気代の目安などが明確になっている商品が多くなってきていますね。でも今使っているエアコンはまだ使えるし…というご家庭は多いことと思います。
そこで、今使っているエアコンの電気代を節約する方法について、紹介していきたいと思います。
目次
【エアコン代節約】エアコンの使い方を見直す
質問です。あなたは以下のどんな使い方をしていますか?
- こまめにつけたり消したりしている
- 一度つけたら、設定を変えずにつけっぱなしにしている
- 一番暑い時、一番寒い時だけつけるようにしている
実は、使い方次第で、エアコン代が高くなってしまう可能性があります。
エアコンが一番稼働するのは、室温が設定温度になるまでの時間です。一番稼働するということは、一番エネルギーを使うこと・・・すなわち、電力を消費するということなのです。
こまめな電源のオンオフは、ともすると一生懸命稼働する時間だけが延々と続く可能性があります。
また、一度つけたら設定を変えずにいる場合ですが、弱風で風向きがスイングになっていると、先のオンオフの時と同様に電気代がかかってしまうことがあるのです。とはいえ、夏場の涼しいうちから稼働させた場合は、それほど電気代はかからないといったデータもあります。
一番暑い時寒い時だけ使うのは、その室温設定になるために外気との差が激しいということです。エアコンが一番電力を消費する稼働方法となります。節約しているつもりが、逆に電気代がかかってしまうことにつながりかねません。
- 風量モードを自動に設定する
- 風向きを水平にし、サーキュレーターや扇風機を活用する
- 室外機の配置を考え、日よけ対策や打ち水を行う
- 設定温度を1度上げる
設定温度を1度上げるというのは、よく知られている方法ですが、実際に数パーセント程度安くなるという検証結果が発表されています。
【エアコン代節約】エアコンのフィルターや室外機を掃除する
久々にエアコンをつけたら、なんだか変な匂いがしたということはありませんか?
稼働させた途端、噴き出してくる風がホコリやカビ臭かったりするのは、エアコンの内部が汚れている証拠です。
エアコンメーカーとしての清掃の目安は、1~2週間に1度とされています。内部の清掃を行うにはプロの業者にお任せするのが一番ですが、フィルターであれば、掃除を行う日をルーティンとしてしまうのがよいでしょう。
フィルター掃除と違って見落とされがちなのが、室外機の清掃です。
室外機の掃除が必要な個所は、全部で4か所あります。全面に見えているファンの部分と、機械が置かれている裏側、水抜き穴とドレンホースです。掃除が不安な場合は、専門の業者に依頼するのが確実です。なお、清掃の目安は1年に1~2回程度です。加えて室外機の近くには、植木鉢や荷物など、空気の流れの妨げとなるようなものを極力置かないことが大切です。
掃除を行うことでエアコンの冷却効果が効率的に得られれば、その分電気代が節約されます。
つけたとたんにかび臭かった我が家のエアコン、自分でもチャレンジしてみたんですが、カバーの外し方がわからず、プロに頼んでお掃除してもらいました。
おかげで嫌な臭いもなくなって、冷えもよくなりました。
最近ではフィルター自動清掃装置がついているエアコンもあるみたいですが、プロのお掃除をお願いするときは、自動清浄機能付きのものは割増料金がかかります。
【エアコン代節約】電気料金プランを見直してみる
エアコン代の節約手段として、2016年の4月から開始された電力自由化が選択できるようになりました。様々な企業が電気の販売事業をはじめた結果、価格はもとより提供するサービスが充実したものとなっています。
電気料金プランを変更する場合は、エアコン代だけでなく家計における光熱費全体の見直しにもつながります。
まとめ
電気代の中で大きな割合を占めているエアコン代。快適と節約を両方手に入れるために、きちんと見直していきましょう。